画像提供:松竹(株)・(株)歌舞伎座

PROJECT STORY

#01

歌舞伎座

(歌舞伎座)

「GINZA KABUKIZA」は約3年間の建替え期間を経て「第五期 歌舞伎座」と「歌舞伎座タワー(オフィス棟)」を併設し、新たな 複合施設として2013年に竣工した。当社は施工会社である清水建設に対し、計画段階から設計協力を行い、地下工事を特命受注した。本工事では地下の山留工事だけにとどまらず、外構工事用の作業構台も受注し、工事着工から竣工までのほとんどの期間を当社は携わることが出来た。地下工事では過密都市ならではの難工事に直面した。構築する建物は地下4階であり、すぐ近くに地下鉄が走っていて、地下の山留工事での影響は絶対にあってはならなかった。建物と山留壁との離隔も狭く、山留工事の精度が求められた。技術では、山留変位が当初想定よりも少なかったため、変位を逆解析計算。清水建設と連携し、切梁段数を減らすことに成功し、工期とコスト削減につなげた。営業担当者も現場に何度も足を運び、現場からの要望に対応した。本工事は当社の「営業・工事・技術」が三位一体となったモデル現場である。

PROJECT STORY

#02

東京駅

・丸の内駅舎保存・復原工事
・八重洲口グランルーフ工事

JR東京駅は2012年から2014年にかけて生まれ変わった。「東京駅丸の内駅舎保存・復原工事」が2012年に完了し、2014年には「東京駅八重洲口グランルーフ工事」が竣工した。どちらも鹿島建設が施工し、当社は両工事とも施工に携わったが、共に、夜間作業・安全確保・一般利用客への配慮といった鉄道関連工事特有の難しいものであった。まず、「東京駅丸の内駅舎保存・復原工事」は、1日の工事作業時間が深夜1時から4時までに制約される中で、地上では一般客が通行していることや、建物が歴史的建造物であったことなどから、細心の注意を払い工事を進める必要があった。また、「東京駅八重洲口グランルーフ工事」は、全面覆工をかけて地下5階まで掘削し、昼夜を問わない工事であった。現場に納品された加工製品が現場の納まりに合わない等の問題が発生した際は、営業と工場が綿密に連携を取り、迅速に再製作に対応した結果、その日の夜までには再納入することができ、その難局を乗り越えたケースもあった。この工事での連携を通じ、当社は鹿島建設とのさらに深い信頼関係を築けたと言えるだろう。