当社は10年間の事業運営の指針となる「ジェコスグループ10年VISION( 2018~2027年度)」および、その第二段階としての「中期経営計画( 2021~2024年度)」を策定しております。
ジェコスグループ10年VISION
「安心、安全な社会の建設に貢献し
働きがいの向上を追求する企業」へ
ジェコスグループは、永年にわたって社会インフラ整備に貢献する中で、特に重仮設事業を中心に総合技術力を蓄積し、トップランナーであると自負しています。
この技術をさらに進化させ、我が国の課題である社会インフラの再構築に経営資源を傾注し、安心、安全な社会の建設に貢献するとともに、先端技術の導入等により、働きがいの向上をたゆまず追求する企業となることを目指します。
①「重仮設リースと施工の企業」から「地下工事と
インフラのトータル・ソリューション企業」への脱皮
技術・商材・サービスにより差別化を進め、重仮設、鋼材加工といった既存事業をベースに地下工事、インフラ・メンテナンス全般に事業領域を拡大し、これらの分野でワンストップ受注による主体性のある事業運営を行うことにより、プレゼンスの向上を図ります。
事業のイメージ
②当社が中心となり、提携・協力企業とのシナジーを
発揮するネットワーク・コーディネーション
JFEグループ各社との関係のみならず、周辺事業を手掛ける企業との「横」の連携、施工や加工を行う協力企業との「縦」の連携によるコラボレーションを強化し、シナジーを発揮して付加価値向上を進め、各事業分野の収益性と株主還元を、より高めてまいります。
イメージ(地下工事)
③先端技術を積極的に導入した、先進的オペレーションの追求
人手頼みの現状をブレークスルーし、業務効率を高めて事業基盤を強化するとともに、社員や協力企業の方々が働きやすい環境を整えてまいります。
これら、目指す企業の姿を実現するにあたり、収益性を確保しながら持続的成長を図り、将来的には売上倍増水準を目指してまいります。
中期経営計画
ジェコスグループは、前中期経営計画期間(2018~2020年度)を「ジェコスグループ10年VISION」の第一段階と位置づけ、既存事業の収益力強化、事業拡大分野の体制整備、生産性と働きやすさ向上のための投資といった、基盤確立の施策を推進してまいりました。
これに続く第二段階として、今回策定いたしました中期経営計画(2021~2024年度)では、重仮設事業の競争力をさらに高めて業界トップシェアのポジションを盤石化するとともに、周辺事業の規模拡大を加速させ、事業規模・利益水準ともに拡大を目指します。
中期経営計画 (2024年度目標) |
参考 2020年度実績 |
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収益目標 | 売上高 | 1,400億円 | 1,102億円 |
経常利益 | 100億円 | 65億円 | |
ROS | 7% | 5.9% | |
財務目標 | ROE | 10%程度 | 7.9% |
自己資本比率 | 60%程度 | 58.1% | |
D / Eレシオ | 実質無借金継続 | 6.8% (実質無借金) |
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配当性向 | 30%程度 | 28.0% |
チャレンジ・マインドと柔軟性を高め、JFEグループとの連携、外部知見取り入れも強化し、
不透明な条件下でも成長を維持する企業への変革を加速
当社が掲げる「安心、安全な社会の建設への貢献」というコンセプト、および鋼材をリースし再利用するという事業モデルそのものが、SDGsに合致するものと考えております。
その上で、個別には再生可能エネルギーやゼロカーボン投資に関連する案件を通じた持続可能な社会の実現、ベトナムはじめASEANでの活動による発展支援も行っています。また社員との関係では、安全と健康の確保を最優先とすることはもちろん、性別を問わず活躍の場を用意し、働きがいの向上に資する施策を進めています。