PROJECT STORY #01

都市再生 地下工事一式

二回目のオリンピック開催を前に、都市機能を高めつつある首都、東京。
その玄関口である東京駅丸の内駅舎は2012年10月、建設当時(1914年)の姿に復元された。
外見はかつての姿を忠実に再現しているが、駅舎を支える地下では、建設当時の松材の杭に代わり、免震装置を備えた最新の基礎が採用された。
新しくなった東京駅は外観で利用者を楽しませるとともに、最新鋭の技術によって安全・安心な都市生活を支えている。

東京駅丸の内駅舎完成の翌年、反対側の八重洲口には「光の帆」をモチーフに「先進性」「先端性」を象徴する新たなランドマーク「グランルーフ」が完成した。

両方の工事に携わった営業担当者は、
「駅利用者の安全確保が大前提。工事自体は夜中の1時~4時ですが、昼間に利用される方の安全にも細心の注意を払う必要があります。お客様の信頼に応えるべく、懸念事項を全て洗い出し、営業・工場が綿密に連携して解決にあたった日々でしたが、築き上げた信頼を基に、都心での別の大型プロジェクトも任せていただけました」と話す。

東京駅周辺は、大型の再開発プロジェクトが目白押しだ。ジェコスもそれら再開発プロジェクトに数多く携わってきた。
例えば、2016年竣工の「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」は、地上31階、地下4階の新ビル建設をわずか2年間で完了した。地上の建設と平行して旧ビルの基礎部分も掘り進めたが、付近に地下鉄等のライフラインが通る過密地域であり、スピードと同時に繊細さと注意力が要求される現場であった。

工事担当者は、「どんな仕事も断らないのがジェコス。かなり短い工期でしたが、ジェコスが積み重ねた様々なノウハウを活用した事が成功につながりました。」と過密都市の再生工事に自信を示す。
現在も幾つもの再開発プロジェクトが東京駅周辺で進められており、ジェコスはプロジェクトの始まりである地下工事を安全に進めるべく、全力で取り組んでいる。