単独圧入工法
単独圧入工法は、既に地中に打設された杭(鋼矢板)を数枚つかみ、その引抜抵抗力を反力にして油圧による静荷重で次の杭を打設する工法です。
騒音や振動といった建設公害が発生せず圧入機自体が完成杭上を自走する機能を持ち、省スペースで合理的な施工ができます。


仕様
主な機械 | |||||
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機種名 | 最大圧入力 (KN) |
最大引抜力 (KN) |
重量 (㎏) |
SP芯⇔近接物の離れ (mm) |
適用矢板 |
スマートパイラー SX1 |
500 | 600 | 3,850 | 600 | II~IV |
サイレントパイラー F101 |
800 | 900 | 3C 5,400 4C 6,620 |
600 | II~IV |
サイレントパイラー F111 |
1,000 | 1,100 | 7,050 | 700 | II~IV |
サイレントパイラー F201 |
1,500 | 1,600 | 10,300 | 800 | II~5L W鋼矢板600 |
サイレントパイラー F301 |
1,000 | 1,200 | 11,000 | 800 | ハット型 鋼矢板900 |
スーパートレンチ30 | 300 | 350 | 2,000 | 450 | 333mm幅 トレンチ |
ウォータージェット併用工法
ウォータージェット併用工法は、杭先端に取り付けたジェットノズルから、必要に応じて高圧水を地中に噴出することで、土粒子間の間隙水圧を一時的に高め、土粒子が移動しやすい状態を作り出す工法です。
また、地上に湧きあがろうとする噴流水で杭周面を潤滑させながら、継手部に侵入する土石の締め固まりを防ぎます。


硬質地盤クリア工法
硬質地盤クリア工法(クラッシュパイラー工法)は、圧入工法の優位性を確保した圧入機に補助工法として、オーガー掘削と圧入を連動させる施工方法により、従来工法では難しい砂礫層や岩盤など最大N値50以上の硬質地盤への圧入施工を行う工法です。

仕様
主な機械 | ||||||
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機械名 | 最大圧入力 (KN) |
最大引抜力 (KN) |
本体重量 (㎏) |
パイルオーガ 重量 (㎏) |
SP芯⇔近接物 の離れ (mm) |
適用矢板 |
サイレントパイラー F111 |
800 | 900 | 10,600 | 10,900 | 700 | I~IV |
サイレントパイラー F201 |
800 | 900 | 13,660 | 11,900 | 800 | II~5L W鋼矢板600 |
サイレントパイラー F301 |
800 | 900 | 14,880 | 11,900 | 800 | ハット型 鋼矢板900 |