ソイルセメント柱列式連続壁工法

ソイルセメント柱列式連続壁工法は、セメント系懸濁液を原位置の土砂と混合撹拌させて柱列式の連続壁体を造成する工法です。
杭打機に多軸オーガーを装着し、両端のスクリューを完全ラップさせて施工する為、遮水性に優れた山留壁を造成することが出来ます。

主な三点式杭打機仕様

ベースマシン 3軸ソイル 5軸ソイル 大口径ソイル 1軸先行削孔 単杭施工
DH658-135M
DH608-120M
DH408-95M

※泥土低減型ソイルセメント柱列式連続壁工法(GSS-SPA工法)も施工可能です。
セメント系懸濁液に流動化剤SPA-a剤およびSPA-b剤を必要量添加する事で、余剰泥土の流動性を向上させる事が可能となり、汚泥発生量の抑制、かつ施工出来高量を低下させずに、施工が出来る工法です。
品質については、一般のソイル工事で施工するものと同等です。

モンロー工法

ソイルセメント柱列式連続壁モンロー工法は、限られた狭いスペースでのソイルセメント造成を可能にする工法です。
従来では不可能だった都市部の狭い敷地内、作業地盤が複雑な場所でも施工できます。
モンローロック工法では、硬質地盤及び既存躯体を破砕することが可能です。

主なモンロー杭打機仕様

ベースマシン 施工範囲
50tラフタークレーン ソイル柱列式連続壁施工及びモンローロック
35tラフタークレーン ソイル柱列式連続壁施工
25tラフタークレーン ソイル柱列式連続壁施工

ミニウォール工法

ミニウォール工法は、カッターポストに装着したチェーンソー型カッターにより、原地盤とポスト下端から吐出されるセメントスライリーを鉛直方向に混合撹拌することで、止水性が高く鉛直方向に均質な強度のソイルセメント地中連続壁を造成する工法です。

仕様

区分 適用範囲
壁深度 最大 H=20m
壁厚 T=250~800mm @50mm
対象地盤(標準施工) 粘性土・砂質土・礫質土
(最大礫径100mm以内)
最大N値50以内